独自ドメインによるSEOへの影響について

独自ドメインによるSEOへの影響について
更新日:2021年12月2日

Googleがサイトを評価するしくみ

Googleのサイト評価は、基本的にページ単位で評価をしますが、ドメイン(サイト全体)に対する評価もあります
このドメインに対する評価を『ドメインパワー』や『ドメインオーソリティ』と呼びますが、簡単に説明すると、高品質なページが多ければサイト全体の評価も上がり、低品質のページが多いとマイナスの評価を受ける場合があるということです。

つまり、低品質なページを量産するよりも、少しずつでも高品質なページを増やしていった方が、ページ単体の評価も上がりますし、ドメインパワーも上がるということになります。

実際は様々なアルゴリズムによって評価がされているので、単純にドメインパワーだけが大きな要因になっているわけではありません。
アルゴリズムも日々更新されているので、今後は今までと違った評価の仕方になる可能性もあります。

ただ、どのような評価の仕方になろうとも、高品質なページを作成していくということに変わりはないと思います。

独自ドメイン取得会社によるSEOへの影響

ドメインは、どこの独自ドメイン取得会社で取得しても、検索順位に影響することはありません
独自ドメイン取得会社を選ぶときは、料金・サービス内容・管理のしやすさなどで選んで大丈夫です。

特にこだわりがないという方におすすめなのは、利用するレンタルサーバーと同じ会社が運営しているドメイン取得サービスを利用することです。
レンタルサーバーと独自ドメインを一括で管理できるので、複数のサービスにログインするといった管理の手間が省けます。

独自ドメイン取得会社とSEO

独自ドメインの種類によるSEOへの影響

独自ドメインには「.com」や「.net」など様々な種類がありますが、どの種類の独自ドメインを選んでも検索順位には影響しません
たとえば、「sample.com」であっても「sample.net」であっても、そのドメインだからという理由で評価されることはありません。
こだわりのない方は、認知度があるのと更新料金の安さから「.com」がおすすめです。

ただし、「.co.jp」や「.ne.jp」などの法人向けドメインは、1つの組織につき1つしか取得できない信頼性の高いドメインなので、検索結果の中から選ばれやすいなどの間接的な影響はあり得ます。
企業・法人・団体のサイトを運営する場合は、多少費用が掛かっても法人向けドメインの取得をおすすめします。

独自ドメインの種類とSEO

中古ドメインによるSEOへの影響

独自ドメインは、すでに他者が取得しているドメインを譲ってもらったり、オークションで落札するといった取得方法もあります。
こうして取得したドメインには、以前のサイトのドメインパワーが残っている場合があり、それを利用して検索上位を狙うという人たちもいます。

ただ、これは裏技的な方法で、必ずうまくいくわけではありませんし、下手をするとマイナスの評価を受ける場合もあります
どうしてもそのドメインが使いたいという場合はもちろんいいのですが、SEO目的で中古ドメインを選ぶのはおすすめしません。

中古ドメインとSEO

また、新規でドメインを取得する場合でも、そのドメインが過去に悪いサイトで使用されており、マイナスの評価が残っている場合があります
このような問題は少なくなってきていますが、念のために取得しようとしているドメインが過去に使用されていたかどうか調べておくことをおすすめします。

Wayback Machine」というWebサービスがあり、ドメイン(URL)を入力すると、そのドメインで運営されていたサイトの過去を見ることができます。

Wayback Machine:https://archive.org/web/

直近で怪しいサイトを運営していたという過去があった場合は、残念ですがそのドメインはあきらめて、「○○.com」で取得しようとしていたのを「○○.net」に変更するといった対応をしたほうが良いと思います。

ドメインの変更によるSEOへの影響

ドメインを変更(サイトのURLを変更)するときは注意が必要です。

きちんとした手順を踏まずにドメインの変更をすると、変更前のサイトとは全くの別サイトという扱いになり、今までのサイトの評価はなくなってしまいます
そればかりか、変更前のサイトをコピーしたサイトとして扱われてしまい、マイナスの評価を受ける可能性もあります。

サイトの評価を受け継がせてドメインの変更をするには、「301リダイレクト」と「Search Consoleのアドレス変更ツール」を使用します。

下記の『URLの変更を伴うサイト移転』の手順通りにサイトの移転をし、その後『Search Consoleのアドレス変更ツール』を使用してGoogleにドメインが変更したことを伝えます。

301リダイレクトの方法は、変更前サイトの.htaccessに下記を記入します。
※「https://sample.com/」の箇所を新しいURLにしてください。

Redirect permanent / https://sample.com/

変更前のドメインとサイトは、サイトの評価を受け継ぐ期間が必要なのと、すぐにドメインを取得されて新しいサイトが公開されるのを防ぐために、最低でも1年間は保持しておく方が良いとされています。

ドメインの変更とSEO

まとめ

  • サイトの評価は、基本的にページ単位で評価されますが、ドメインに対する評価(ドメインパワー)もあります。
    高品質なページを作っていくことが、ドメインパワーを上げることにもつながります。
  • どこの独自ドメイン取得会社でドメインを取得してもSEOに影響はありません。
    こだわりがない人は、利用するレンタルサーバーと同じ会社が運営しているドメイン取得サービスがおすすめです。
  • どの種類の独自ドメインを選んでもSEOに影響はありません。
    こだわりがない人は、認知度があるのと更新料金の安さから「.com」がおすすめです。
    「.co.jp」などの法人向けドメインは信頼性が高いので、企業・法人サイトを運営される方は法人向けドメインも検討ください。
  • 中古ドメインは、そのドメインを使いたいという理由であればいいのですが、SEO目的で選ぶのはおすすめしません。
  • ドメインの変更をするときは、きちんとした手順で行わないとサイトの評価が失われます。
    サイトの評価を受け継いでドメインの変更をするには、『301リダイレクト』と『Search Consoleのアドレス変更ツール』を使用します。

独自ドメインの取得に関しては、トップページの独自ドメイン取得会社の料金・サービス比較をご参考ください。

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